ロシア語
圧倒的な存在感を放つ超大国、ロシア。そこで使われているロシア語は独特の雰囲気を放っており、キリル文字を使用することが大きな特徴です。
東大の第二外国語としてはマイナーで、選択者は全体の5%ほどですが、ロシア語のクラスは個性的な人が多いことで知られています。
ここでは、謎多きロシア語の真実に迫ってみようと思います。あと上坂すみれファンはロシア語選ぶといいと思うよ
(画像の出典:http://www.wallpaperlink.com/bin/0604/02112.html)
Q1.あなたがその言語を選んだ理由として一番大きなものは何ですか?
趣味や旅行に使えそうだった 6人
クラスの雰囲気 3人
高校以前から学んでいた 2人
過去にその言語圏に在住 1人
自分の専攻したい学問との関連性 1人
その他:東大に受かるか微妙だと思ったので神社に行きロシア語を選択するから受からせてほしいとお祈りして受かったため
その他:罰ゲームとして
趣味や旅行に使えそうという理由が第一位に。ロシアという国に魅せられた人が多いということなのでしょう。
そしてその他の理由の濃さからもロシア語の個性豊かな雰囲気が伺えます。どうも不憫な扱われ方をしているようですが…
Q2.入学後、自身の第二外国語の選択に対して満足していますか?
とても満足している 6人
満足している 5人
あまり満足していない 2人
満足していない 4人
やはりクセが強いのがロシア語の特徴。それが上手くハマらなかった人も少なくないようです。
Q3.あなたがその第二外国語を選んでよかったと思う点や、不満をお聞かせください
- 東欧諸国に行けると旅の選択肢が大分広がるので非常によかったと思っている(理二・三)
- ロシア語は非常にシステマティックな言語なので、学んでいて非常に楽しい。(文三)
第二外国語としては貴重なスラヴ系言語。東欧旅行には大いに役立ちそうですね。またシステマティックさに魅力を感じている人もいるようです。
- ロシア語での情報収集力(ネットでの情報を得るなど)がある程度向上した。基本的な日常会話ならできるようになった。一夜漬けで優上相当の点が来た。言語に対する不満ではないが、理1ロシア語クラスは時間割構成があまり良くない(ALESSのある1Aに、毎日3限必修があり、ALESSLabを利用しての実験が困難)(理一)
時間割構成は運ゲーなので何とも言い難いですが、一夜漬けで優上(90点以上)を取るとは相当な猛者。
- 良:
- けっこう簡単
- 面白いやつが多い
- キリル字が学べる
- オリパンフがかなり充実していた(ふつうの同人誌並の装丁で、中身も実用的な情報ばかり)
- 学祭の屋台を「りろし」として三クラス一単位で出すので、一人あたりのシフト負担が小さい
- 悪:
- 偏見の目で見られることが多い
- 内輪のノリがぶっちゃけ寒い
- Twitterがうるさい
- みんな麻雀が強いので勝てない
- 役満に振り込まされる(理一)
これ全部一人で書いてくれました。ありがとうございます。学際の屋台の件については、東大生ならではの視点ですね。
一方悪い点についてはなかなかキツいものが。やはりロシア語の雰囲気は合う合わないがかなり大きいのでしょうか。ちなみに麻雀に関しても謎の手厚さを誇るのがロシア語。麻雀で負けたくないあなたはこの本を読んで鍛えましょう。
- ロシア語の人間はまともな人間がほとんどいない(特に男子)ロシア語が難しすぎる 事件や不穏案件がいつも起きる癖にクラコンは5月以来開かれていない ツイッターが深夜でも動いている ソ連と同じく人が無駄に多いからサークルとかで割と一人や二人いて仲良くなりやすい(文一・二)
渾身の叫びが。まともな人間がほとんどいないとはすさまじいぶった切り方。不穏案件が多いのでしょうか?謎は深まるばかりです。
- 人間が基本的に陰湿 まともな人間関係を築ける人間がほとんどいない クラス内に不穏な雰囲気が漂う人が無駄に多いせいで人間関係が希薄"(文一・二)
こちらとしてもプラスなコメントを取り上げたいものの、何故か告発系のものが多いロシア語。このミステリアスさに惹かれる人もいるかもしれませんね。
Q4.実用度は
5(高い) 2人
4 4人
3 2人
2 3人
1(低い) 6人
平均 2.58
(参考 中国語3.66 ドイツ語3 スペイン語3.25 フランス語3.71 イタリア語2.5 韓国朝鮮語4)
実用度についての評価は高くない模様。北海道大学でアンケートを取るとまた結果も変わるのかもしれません。
Q5.文法は
5(難しい) 8人
4 3人
3 5人
2 0人
1(簡単) 1人
平均 4
(参考 中国語2 ドイツ語3.35 スペイン語2.18 フランス語3.80 イタリア語1.8 韓国朝鮮語2)
インド・ヨーロッパ語族特有の文法に苦しむ人も多い模様です。
Q6.発音は
5(難しい) 6人
4 4人
3 2人
2 2人
1(簡単) 3人
平均 3.47
(参考 中国語4.40 ドイツ語1.93 スペイン語1.25 フランス語4.33 イタリア語1 韓国朝鮮語3.75)
英語と比べると綴りと読みに例外が少ないのはありがたいものの、スラブ系言語の発音は日本人には難しい模様です。
Q7.必要な暗記量は
5(多い) 7人
4 3人
3 5人
2 2人
1(少ない) 0人
平均 3.88
(参考 中国語3.77 ドイツ語4 スペイン語2.75 フランス語4.14 イタリア語2.3 韓国朝鮮語2.75)
言語として学習難易度が高いようなので、それに伴い暗記量も増えてしまうようです。
Q8.クラスの雰囲気は
5(良い) 6人
4 4人
3 4人
2 0人
1(良くない) 3人
平均 3.58
(参考 中国語3.77 ドイツ語3.83 スペイン語4.13 フランス語4.19 イタリア語4.5 韓国朝鮮語4.5)
ロシア語クラス特有の個性豊かさは、合わないと感じる人もいるようです。個人的には、ロシア語選択者は面白い人が多くて好きです。
Q9.クラスの男女比は
5(適切だ) 1人
4 6人
3 5人
2 4人
1(適切でない) 1人
平均 3.11
(参考 中国語2.89 ドイツ語2.58 スペイン語2.5 フランス語3.76 イタリア語3.2 韓国朝鮮語3.25)
男女比に関しては第二外国語の中でもスタンダードなようですね。
他言語の記事と比べるとどうも不穏な感じになってしまい申し訳ありませんが、それでもロシア語のクラスが持つ独特の魅力を気に入った方が、次世代のロシア語クラスを支える力になることを祈っております。
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